V150(生産終了)
最新ジャイロ技術搭載のミドルエンドモデル
「ジャイロ」シリーズは弊社の最高級モデルとして,より自然な踏み心地,より幅広い負荷範囲,圧倒的な静粛性,より簡単な脱着機能を実現するべく,今までになかったさまざまな新しい技術を搭載しています。
静粛性においては,静かだと評価の高かったVFSシリーズを遙かに超える静粛性を実現しており,特に騒音発生には気を遣うマンションやアパートなどの集合住宅での使用においては,世界中のどのモデルにも負けないベストチョイスであると自負しています。トレーナーからの騒音に関して基本的に無頓着な欧米製トレーナーとは,その設計思想が根本から異なります。
負荷範囲についても対VFS比で2倍に広がり,特に最も使用する機会の多い低負荷域での使用感を主に狙ったセッティングとしています。もちろんプロレーサーにも対応できる高い負荷を発生させることもできます。
負荷は7段階に切り換えられますが,ジャイロの特徴はそれらが均等に配置されていることです。そのためどのようなレベルであれ,希望する負荷が選びやすくなっています。これは他社トレーナーではできていないことです。
V150はジャイロシリーズ中ベストなコストパフォーマンスモデルとして,新型H型フレームと1.5kgのフライホイールとを組み合わせたモデルです。
V150の特徴
- 「ジャイロ」技術の仮想重量1.5kgのフライホイール
- 強力なネオジム磁石
- クイック式リモコンシフター(赤)
- 29インチ対応H型フレーム
- クイック式ハブクランプ
- ワットマスター対応
V150






ジャイロ比較表
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ジャイロ技術(特許申請中)とは
より自然な踏み心地と,幅広く均等な負荷変化実現のために
トレーナーの負荷装置に取り付けられているフライホイール(大きな金属製の円盤)は,ペダリングを滑らかなものとし,実際に路上を走っているかのようなどっしりとした踏み心地を提供するための部品です。
基本的にフライホイールは重ければ重いほどこれらの要求を向上させてくれますが,しかし重すぎるフライホイールはペダリング開始時の膝関節への負担を増大させ,またタイヤの摩耗を早める原因となってしまいます。さらに重すぎる重量は運搬性を阻害する要因ともなります。
ジャイロのフライホイールは単なる金属製の円盤ではなく,外側を厚く,内側を薄くした独特の断面形状により,実重量よりも重いフライホイールを回している感触をバーチャルに再現できる構造となっています。これを弊社では「ジャイロ技術」と呼んでいます。
かたや負荷調整は上り坂や向かい風抵抗など,さまざまなシチュエーションを想定したトレーニングを行なうには必須の機能ですが,従来の構造では各レンジの負荷変化の差が一定ではなく,レンジを変更しても負荷があまり変わらなかったり,逆に大きく変わりすぎてしまうという問題がありました。
ジャイロでは緻密な計算に基づいた不等ピッチの段差構造をフライホイールの内側に設けることで,全7段階の負荷レンジを均等に配置しています。
弊社のみならず国内外のメーカーにおいても負荷調整機構を持つトレーナーは多くありますが,これを均等に配置したモデルは今までにありませんでした。
たとえばオランダTacxのSatoriは,10段階ある負荷のうち3番目までは少しずつ負荷は上がっていくのですが,4番目以降はいきなり負荷が上がっていってしまい,その中間の本当に必要なところをうまく再現することができない,さらに多段すぎて隣り合う負荷レベルの差がほとんどないという欠点があります。構造的には10段階ありますが,実際には4段階程度に過ぎません。
ジャイロはこのようなことのないように,負荷の再現性が均等になることを重視して設計しています。
フライホイールの構造
断面と内側形状に特徴があります
ジャイロユニットのカット画像(これはV270のもの)を見ると分かるように,フライホイールは外側が厚く,内側が薄くできています。これによりフライホイール本体の重量を軽くしたまま慣性モーメントを上げ,実重量よりも重いフライホイールを回しているのと同じ感触が得られるようになっています。
V150のフライホイールの実重量は1.1kgですが,回転させると実重量より36%も重い1.5kgと同等の慣性モーメントを発生するように設計されています。
フライホイール内側には不等ピッチの段差形状が設けられています。
ジャイロは渦電流の原理を用いた磁石式負荷装置ですので,負荷の調整は磁石と鉄製フライホイールとの間隔を変化させることで行なっています。つまり,磁石がフライホイールに近づくと負荷は上がり,逆に離れると負荷は下がっていくわけです。
1段ごとの磁石とフライホイールとの距離と,さらに相向き合う平面面積の量を緻密にチューニングすることで,ジャイロにおいては全7段階でほぼ均等な負荷配分となっており,トレーニングの強度に適した負荷量を選びやすくなっています。
なおこれらの計算は某自動車メーカー(守秘契約のため特に名を伏せる)の技術陣との共同開発により達成したものです。単なるこけおどしではない,科学に裏打ちされた設計なのです。
なおV150とV270とのフライホイールの差は外周部の厚さのみです。
ネオジム磁石
従来のフェライト磁石より4倍強力な磁石
弊社の従来のモデルには安価で一般的なフェライト磁石が用いられていました。しかし絶対的に磁力が不足しているため負荷範囲が限られ,どうしても重いセッティングか軽いセッティングのどちらかしか設定できませんでした。
ネオジム磁石は現在手に入る最強の磁石のひとつです。磁力の強さはフェライト磁石の4倍に達します。これにより従来より大きな範囲(対VFS比較で約2倍)の負荷変化を実現させることができ,たったひとつのセッティングにもかかわらず日常のエクササイズからハードなトレーニングまで,オールマイティに使えるようになりました。
より効果的で体に優しいトレーニングを行なうためには,トレーニング自体をひとつの流れにしなければなりません。最初はウォーミングアップのために軽く,そして徐々に重くしたりインターバルのために定期的に変化させたり,最後には再び軽い負荷でクールダウンを行なう必要があります。アメリカのCycleOpsなどに見られる単なるフルード方式だけでは,この負荷変化は実現できません。
フルード方式における負荷調整は,単に壁面を移動させることなどによりプールの油面を変化させ,どれだけファンがオイルに浸かっているかを変えるだけのものです。
しかもフルード式は静止時にはたしかにオイルがプール内に溜まりファンがそれに浸っていますが,いったん回り始めるとオイルはファンによって外周部に吹き飛ばされて外壁にドーナツのように張り付いてしまい,結果的にほとんどオイルとファンとは接していないということを知っておくべきです。さらにそれを嫌ってオイルを増やすと,発熱時の体積膨張により内圧が上がりすぎてオイル漏れが発生し始めるため,迂闊にオイルを増やすこともできません。
そのためフルード式の負荷変化量は微々たるものでしかなく,十分な調整幅を持っていません。またスプリント練習に必要な「高回転・低負荷」トレーニングすら不可能です。これはフルード式では速度を上げると負荷まで勝手に上昇させてしまうからです。
完璧な負荷調整に加え,滑らかな踏み心地も静粛性も兼ね備えたジャイロは,あらゆる方式のトレーナーの中で最もコントローラブルで実用性に富んだシステムと言えます。
V270とV150とではまったく同一の磁石を使用していますので,出力もまったく同じです。したがってフライホイールが軽い分だけV270と比べると回転の滑らかさやどっしりした踏み心地の面でやや劣りますが,逆にヒルクライムなど惰性が必要ないコースのシミュレーションにはV150の方が適していると評価されています。
リモコンシフター
クイックリリース方式を採用した新型シフター
効果的なトレーニングのためには,乗車したまま負荷を自由に変化させられる機構が必須です。
これらは自転車側のギア操作で代用することもできますが,レース本番で常用するギアレシオのままトレーニングすることにはならず,また軽すぎるギアではトルク変動が大きすぎて,ペダリングをぎくしゃくしたものにしてしまいます。そのため乗車したまま負荷を変えることのできるリモコンシフターを持つモデルを選択されることを強く推奨します。
ジャイロシリーズでは全モデルに新型リモコンシフターを標準装備しています。
従来のリモコンシフターの取り付けクランプは金属や樹脂製だったため,断面が丸形状のハンドルバーにしか対応おらず,変形断面であるステムやカーボン製ハンドルバーには装着できませんでした。
新型シフターではこの固定クランプを布バンドに変更することで,バーテープ越しに巻き付けることを含む,さまざまなサイズや断面形状の場所にもフィットするようにしています。
またクイックリリース機構を採用しているためワンタッチで脱着できます。
シフターレバーは大型化され操作しやすくなっています。またレバー内部にはスラストベアリングを内蔵し,軽いタッチでカチカチと節度よく負荷を切り換えられるように改良しています。
H型フレーム
29インチ対応の新型フレーム
V150では新設計のH型フレームを採用しています。
従来のエルゴ型と比べて軽く,持ち運びを楽にしています。また横向きの剛性も向上しているため,リアハブ軸をがっちりとクランプした安定した自転車の保持を可能にしています。
フレームサイズは29インチにも対応できる高さに拡大しており,29インチMTBはもちろん,700x45cなどの極太のタイヤを履いたクロスバイクでのトレーニングも可能としています。
26x1.75インチ以下のサイズのタイヤを使用する場合は,V150に付属のZ型をした「小径ホイールアダプタ」を負荷装置と台座との間に装着して,ローラーの高さをかさ上げすることで対応します。最小対応サイズは24インチです。
V150での荷重制限は,自転車込みで120kgまでです。
クイック式ハブクランプ
自転車の脱着時間を短縮します
従来の弊社トレーナーでの後輪ハブ軸を挟み込む機構には,ねじ込み式のハブクランプハンドルを採用していました。大型ハンドルのおかげでその操作は決して難しくはありませんが,やはりクイック式と比べると所要時間は長くかかってしまい,その間もう一方の手で自転車を支え続けなければならないという欠点がありました。
ジャイロシリーズでは,右側のレバー1本を操作するだけで瞬時に自転車を脱着できるクイックリリース式ハブクランプ機構を新たに採用しました。レバーを押し下げればカップリングが内側に動いてハブ軸をクランプし,また引き上げれば外側にスライドして解除できます。
ハブ幅の調整は左側カップリングで行ないます。この左側カップリングは1ピースの大型ボルトでできており,その根本にはロックナットがデザインされており,トレーニング中にもがいたとしても緩むことのないようがっちりと保持します。
なおジャイロシリーズではすべての自転車は付属のクイックレリーズに交換していただくことを前提としています。ご自身のクイックレリーズはいかなるブランドやタイプのものであっても使用できませんので注意してください。
ハブナット式の自転車の場合にはこのクイックレリーズは使用しません。
標準状態で対応する後輪ハブ軸のオーバーロックナット寸法は120〜145mmです。
注意・制限事項
注意していただきたいこと
- フライホイールおよびフライホイール内側のアルミプレートは使用中に熱くなります。使用中や使用後15分間は絶対にこれらに触れないでください。
- 回転しているフライホイールや車輪に巻き込まれると怪我をしますので,これらには絶対に触れない,また触れさせないようにしてください。特に小さなお子様やペットには注意してください。
- V150における荷重制限は自転車込みで120kgまでです。
- カップリングは付属のクイックレリーズにのみ対応する形状にしてあります。ご自身のクイックレリーズは使用できません。必ず交換してください。
- ピストなどのハブナット式のホイールでは,カップリングの内径とナットの外径との差によりガタつきが発生するため,左側カップリングを別売の「ハブナット用カップリングボルト」に交換してください。
- ハブを左右から挟み込む構造のため,内装変速機が装備された自転車では使用できません。
- V150にはフットペダルは装備されていません。通常のノブボルト式となっています。
オプション
快適にトレーニングしていただくためのオプション品
トレーニングマット2
床を汚れや傷から防止すると同時に,床への振動を最大75%カットするフロアマット
追加補助パッド
トレーナーの脚の下に敷くだけで床への振動を抑える10cm角のパッド4枚組み
セーフティネット2
トレーニング中にかく塩分を含んだ汗から車体を保護するプロテクタ
Dualist(デュアリスト)
騒音を抑えつつ長い寿命を持つよう特別に設計されたロード用トレーニングタイヤ。路上走行も可能なデュアルパーパスタイヤ。700x23cのみ
ハブナット用カップリングボルト
ナット式ハブのホイールで使用するための交換用左側カップリング
ワット・マスター
自分がどれだけのパワーでトレーニングしているかが分かるワット表示付きコンピュータ。ジャイロシリーズ専用。屋外使用可能。負荷早見表「パワーチェッカー」付き。
スペック
- 製品コード 400-4800-00
- 負荷調整 7段階(リモコン式)
- フライホイール重量 実重1.1kg/仮想1.5kg
- 適合ホイールサイズ 24〜29インチ
- 適合リアハブ幅 120〜145mm
- 設置寸法および高さ W 650 x D 500 x H 390 mm
- 本体重量 7.2kg
- 最大荷重 120kg(自転車含む)
- 付属品 取扱説明書,専用クイックレリーズ,小径ホイールアダプタ,マグライザー,製品保証規定カード
- 価格 31,290円(税込み)
- 保証期間 1年間(負荷装置)/5年間(フレーム)
- 性能比較チャート

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