アクションローラー・アドバンス・ワイド 生産終了
オールマイティな3本ローラー
適度な負荷がかかる80mm径ローラー
3本ローラーでは,ローラードラムが太くなれば負荷抵抗が減り,細くなれば抵抗が増えてくるという特性があります。
アドバンスでは直径80mmのローラーを採用することにより,105mm径のアクションマグローラーよりもやや多めの負荷を自然に得ることができます。
しかし「多め」とはいえ初心者にはつらい負荷がかかるというわけではなく,ペダリングを止めたときに早めにホイールが止まる,という程度のものでしかありません。
いわば,アクションマグローラーが追い風の平坦路を走行しているのに対し,アドバンスでは軽い向かい風を受けながら走っているようなものと言えます。
小径ローラーのもうひとつのメリット
ローラー径が小さくなったことのもうひとつのメリットとしては,自転車と床との距離が近くなった,という点が挙げられます。
3本ローラーではドラム上面の高さが仮想の床面(フロアレベル)になります。そのためいつものように脚を出しても爪先が床に届かないという事実があり,それが初心者にとって「脚が付かないために転倒するかも」という不安材料になっていることは確かです。
アドバンスではアクションマグローラーよりも25mmも仮想床面が低くなったことになり,心理的にずいぶん安心感が高くなっています。
ローラー幅はワイドの1種類のみ
アドバンスにおいては,ローラー幅は450mmのワイド版のみです。ノーマル版の設定はありません。
アドバンスのローラーも乾燥時の静電気防止のためと耐久性向上のためアルミ製としており,アクションマグローラーよりも設計が新しいため走行音も低く抑えられています。
2つ折りフレーム
アドバンスのもうひとつの狙いは,できるだけ低コストで3本ローラーを楽しんでもらえることでもあり,そのためにアクションマグローラーの複雑な3つ折り型に対して,アドバンスではシンプルな2つ折り構造としています。
フレームは軽くて持ち運びしやすく,また塩分を含んだ汗が付着しても錆びないようにアルミ製としています。
ステップ&ガード標準装備
アドバンスには,3本ローラーへの乗降時に爪先を付いて体を支えるためのステップと,いざふらついたときに前輪の脱落を防いでくれるガードを,セットで標準装備しています。
ステップは十分な大きさを持ち,上面にはクリート付きシューズでも滑らないようラバーを敷いてあります。装着はフレームに被せるだけと簡単です。
ガードは前ローラーと一緒に共締めされるもので,ふらついて前輪が落ちそうになってもはじき返したり壁面にタイヤを擦りつけて減速してくれます。
24インチから700cまで対応
お使いの自転車のホイールベースに最適な乗車フィールを得られるよう,前ローラーは5段階に,後ローラーは2段階に,その取り付け位置を変更することができます。これにより24インチ/650cから27インチ/700cまでの大多数のタイヤサイズに適合します。
適合ホイールベースは950〜1,090mm(+-10mm)です(20インチなどのミニベロでの使用は推奨していません)。24インチ/650cの場合は後ローラーの取り付け位置を1段階前寄りにします。
3本ローラーならではのメリット
自然でリアルな乗車感が楽しめます
3本ローラーの最大のメリットは,その自然な乗車感にあります。
車体ががっちりと固定されてしまっている通常のトレーナーでは感じることのできない,小刻みに左右に自転車を揺らしながらバランスを取りつつ走るという自転車本来の乗車感は,やはり3本ローラーでないと味わえません。
また3本ローラー上ではハンドリングは自然とかなりクイックなものに変化するため,よほど正しくサドルの真ん中にきちんと座り,ハンドルには力を加えず手を添えるだけという基本乗車姿勢を守らないと,すぐにふらつき始めてしまいます。
つまり3本ローラー上でふらつきなく乗れるということは,すなわち実際の路上においても無駄な動きを最小限に抑えた理想的なライディングが可能になっているということなのです。
3本ローラーはそのような総合的スキルを磨くためのトレーニング機材として最適です。
3本ローラー上の自転車は何にも支えられていません。ただ回転するホイールが発生するジャイロ効果により直立しようとする力のみで立っているだけです。
そのためいざバランスを崩すと,自転車はいとも簡単にローラーから逸脱し落車してしまう危険は常につきまといます。慣れればどうということのないものですが,それが3本ローラー初心者を阻む壁になっていることも事実です。
また常にバランスを小刻みに取り続けなければならないため,トレーニング中はいっさい気が抜けません。トレーナーのようにテレビを観たり上体のストレッチ運動をすることも難しいです。慣れれば手放しも可能ですが,基本的に一定のポジションまま持続していかなければならないため,疲労が1箇所にだけ集中してしまうこともあります。
しかしそれを上回る「乗る楽しさ」が3本ローラーにはありますし,飽きの来ないトレーニングは長続きできる秘訣とも言えます。
またさらに,3本ローラーでは固定式トレーナーとは異なり,無理にタイヤに負荷抵抗をかけることをしていないため,タイヤの摩耗が少ないというメリットもあります。
レース前のアップなどでは,固定式トレーナーではタイヤ摩耗を嫌ってわざわざ練習用タイヤに付け替えて使用しますが,3本ローラーでは決戦用タイヤのまま使用することができます。
3本ローラー上でのダンシングはお勧めしません。またブレーキの使用は厳禁です(回転するローラーの惰性で後方へ脱輪してしまいます)。
3本ローラーでのトレーニング
総合的スキルを習得するためのものです
基本的にトレーナーは,いかに自転車を速く走らせることができるかという目的のための道具です。一般的な後輪固定式トレーナーや3本ローラーもその目的のために作られていますが,それぞれが得意とする分野は異なります。
後輪固定式トレーナーでの練習目的は,脚力を鍛えることと心肺機能を高めることにあります。上り坂をいかに速く長く走れるかという目的などのため,負荷をかけたトレーニングを行ないます。
しかし脚力を付けることばかりに注意を向けすぎると,いつの間にかただ踏み下ろすだけのペダリングの癖が付いてしまうこともあります。やはりペダリングは「回す」イメージを忘れてはいけません。
反面3本ローラーでは,脚など部分的な強化ではなく,ライディング技術という総合的なスキルを磨くことに重点を置いたトレーニングを目的としています。正しい乗車姿勢や効果的なペダリングテクニックにより,長距離を疲れず速く走るノウハウが習得できます。
最終的に3本ローラー上で手放し運転ができるほどになれば,実際の路上走行においてもふらつきのない安定した走行ができ,また持てる力を最大効率で路面に伝えることができることにより,結果的に速く走れるようになります。
初心者向け3本ローラー乗り方講座
車体中心に体重を集めるようにします
まず壁などに手をついて体を支えた状態で自転車にまたがります。
サドルにしっかりと荷重をかけてください。お尻を動かし,正確にサドル中心に体重が載っている状態にします。少しでも右または左にずれた状態では,まともに乗ることはできません。
ハンドルには手を添えるだけで力は入れません。
ドロップハンドルの場合は,なるべくステムに近いトップバー部分を持つようにします。
フラットバーの場合は,どうせ3本ローラーではブレーキは使用しませんので,最初はグリップ部分ではなく金属バー部分を持っていた方がいいでしょう。
ステムに近い場所を持たせようとするのは,その方が力のかけ方が左右対称になりやすいからです。その意味でも,自転車と壁との距離も短めにし,意識的に手を伸ばさないと壁に届かないのではなく,自然に触れられる距離にしておくべきです。
目線は下げないで,真下ではなく2〜3m先を見るように少し顔を上げるようにします。
壁に手をついたままペダリングを開始します。
最初から手を離して乗り出せる自信があるのであれば,ゆっくり漕ぎ出すのではなく,できれば少し勢いを付けて回し始めるようにします。自信がなければ最初はゆっくり漕ぎ,とにかく車体を直立させることに集中してください。
壁に当てた手に体重がかかりすぎていると,いつまでたっても乗れません。壁には指先で触れるだけになるくらい力を抜いてください。
3本ローラー上では,少しでも車体が傾いていると,前輪はローラーの端まであっという間に移動していってしまいます。ここで慌てると落車してしまいます。
壁から瞬間的に手を離しても,ローラー上のタイヤが同じ位置を保ったまま左右に動いていかないように,車体を正確に直立させることにまずは集中してください。
ここでも真下を見てずに2〜3m前方を見ることを心掛けてください。頭が下がると平衡感覚を失いふらついてしまいます。
ふらつきなく自転車が安定するようになったら,タイミングを見て壁から手を離し,すばやくハンドルに手を添えます。ゆっくり行なうと一時的に重心がそちらに移り不安定になりますので,できるだけすばやく行なうことがコツです。
自転車は本来直進を保つように設計されています。そのためにもハンドルには余分な力を加えず,そっと手を添えるだけを意識してください。
ギアは軽すぎず重すぎずの中間くらいがいいでしょう。速度は20km/h以上を保つようにしてください。
慣れてくるにつれて,ペダリングはただ踏み下ろすのではなく,引き脚も意識してくるくる回すことを心掛けていってください。
また膝頭がトップチューブに触れるくらいのつもりで,膝を意識的に内側に入れて回すようにします。
速度が落ちないように注意しましょう。
体重を完全にサドルにかけ後輪荷重になっていれば,そのまま手を離しての手放し運転も可能になります。ただし慣れていないうちはまだ行なわないでください。3本ローラーでの手放し運転は各自のリスクで行なってください。
止まるときは絶対にブレーキをかけず,ペダリングを止め徐々に速度を落としていくだけにします。
直立を保ったまま速度を落としていき,ふらつき始める寸前に壁に手をついて体を支えます。
目視しながら爪先をステップに付けて体を支え,降車します。
前ローラーの設定位置について
基本はホイールベースよりも10〜15mm長めにします
前ローラーは前輪車軸よりも10〜15mmほど前方にセットすると,クイックすぎない落ち着いたハンドリングにできます。
慣れてくるにしたがって短めに詰めていきますが,それに伴いハンドリングがより軽くクイックに変化していきます。前輪車軸の真下に前ローラーがあるという状態がプロの使う位置です。
ただし前輪車軸が前ローラーよりも前に出てしまうと,ハンドルに荷重をかけただけで前方に脱輪してしまうことになるので,そのようなセッティングは避けなければなりません。
逆に前ローラーの取り付け位置が極端に前過ぎると,ハンドリングが重く粘っこいものになり,またいったんハンドルが切れ込み始めると戻すのが難しくなるという特性を見せるようになります。
なぜ金属製ローラーなのか
アルミにこだわる4つの理由があります
弊社の3本ローラーのローラードラムはすべてアルミ製です。しかし他社には樹脂製のローラーがあり,さまざまな形状やカラーで独自性をアピールしていますが,弊社にはありません。これには理由があります。
まず第一に静電気の発生を防止するためという理由です。
3本ローラーを含め,トレーナーは主に寒くなった冬季によく使われます。そして冬季は基本的に下がった気温のせいで湿度も下がり乾燥します。
タイヤとローラーとの間では常に摩擦が起こり,そこには静電気が発生します。空気が乾燥すればするほど静電気は逃げられなくなり,タイヤとフレームを介してライダーに徐々に溜まってきます。
このとき自転車から降りたライダーが何か金属製のものに触れると「バチッ」と静電気のショックを受けることになり,非常に不快な思いをしなければなりません。
樹脂製ローラーには放電性がなく静電気は溜まりっぱなしになるため,ショックは非常に大きいものになります。これに対して金属製のローラーは空中に放電できるため,ショックをずっと小さなものに抑えることができます。これが弊社が金属製ローラーにこだわっている最大の理由です。
第2の理由として,ローラーの真円度の確保があります。
高速で回転しているとはいえ,もしローラードラムが真円ではなくいびつだったら,自転車は細かく上下に揺さぶられ快適なトレーニングは期待できなくなります。このローラーの回転ぶれは0.15mmがひとつの基準になっており,0.3mmを超えると体感できるほどの振動になります。
樹脂成型するものはすべて熱く溶けた樹脂素材から作られてきますので,特にローラードラムなどチューブ状のものは成型直後はまだ軟らかく,冷えて固まるまでの間にその寸法が少しずつ狂ってきて真円を保てなくなります。そのため樹脂製ローラーで真円を確保しようとすれば,成型後に旋盤で全体を削る加工が必須となりコストが上がってきます。切削しないのであれば冷却時間を長く取らなければなりません。
最新式3本ローラーであるオランダTacxのAntaresですら,その回転ぶれは実測で0.3mmほどあります。これに対して弊社のアドバンスでは0.05〜0.1mmと格段に高精度になっています。
第3の理由として,ローラードラムの形状があります。
TacxやEliteは,樹脂成形ならではの方法によりローラードラムを単純な円筒形ではなく鼓型や糸巻き型に仕上げて,脱輪防止や自動的に自転車を中央へ寄せる機能があると宣伝していますが,実走してみるとそれはほとんど感じられません。たしかにデザイン的には見るべきものはありますが,機能としてはあまり意味のないアプローチです。
このようなあまり意味のないデザインだけのために加工工程を大きく変更しコストを上げるよりは,弊社はできる限りリーズナブルな価格で商品を提供していきたいと考えます。
第4の理由として,ローラー表面の硬さがあります。
3本ローラー上でブレーキをかけることは厳禁ですが,どうしても初心者はふらついてバランスを崩した際にとっさにブレーキを握ってしまいます。その結果タイヤがロックし,ローラー上にタイヤの跡を付けてしまいます。
金属製ローラーであれば擦れば取れる跡が,樹脂ローラーでは樹脂そのものを削ってしまっているために修復できないものになってしまいます。弊社はこれを看過できません。
以上の理由により,弊社は金属製(アルミ製)ローラードラムにこだわって作り続けているのです。
負荷装置(オプション)
より負荷をかけてトレーニングしたい方へ
アドバンスはアクションマグローラーよりも細いローラードラムを採用しているため,そのままでも軽い負荷は自然にかかっていますが,中級者以上になるとそれでも物足りないと思うことがあるかもしれません。
そのときにはオプションの負荷装置を追加することで,より負荷をかけたトレーニングができるようになります。
アドバンスに負荷装置を取り付けるには,負荷装置に付属の台座金具を後ローラーに共締めし,それに負荷装置を引っかけるという形で行ないます。
負荷装置は後ローラーからVベルトにより駆動されます。
負荷装置はレバー式のみです。乗車中にケーブルがクランクやホイールに巻き込まれることを防止するため,リモコン式は用意していません。負荷装置上部のレバーをスライドさせることで7段階に強弱を切り換えられます。
スペック
アクションローラー・アドバンス・ワイド
製品コード |
400-3590-00
|
|---|---|
負荷調整 |
オプション(マニュアルレバー式7段階)
|
適合ホイールサイズ |
24インチ〜700c(ホイールベース950〜1,090mm)
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ローラー径・幅 |
80 x 460mm(ノーマルモデルは設定なし)
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製品寸法 |
<展開時> L 1,310 x W 590 x H 100 mm
<収納時> L 670 x W 590 x H 140 mm
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本体重量 |
4.9kg
|
最大荷重 |
120kg(自転車含む)
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付属品 |
取扱説明書,フットステップ,フロントガード,製品保証規定カード
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価格 |
24,780円(税込み)
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保証期間 |
1年間(ローラードラム),5年間(フレーム)
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注意・制限事項
注意していただきたいこと
- 3本ローラーに慣れていないうちは,必ず熟練した補助介護者を付けてください。またバランスを崩した際の安全のため,とっさに体を支えることができる壁際や手すりのある場所での使用をお勧めします。
- ハンドルには力を入れず,サドルにかけた荷重だけで乗ることを心掛けてください。
- 3本ローラー上でのダンシングは推奨しません。自己責任において行なってください。
- ホイールベースに合わせた正しい前ローラー位置で使用してください。前輪アクスルが前ローラーよりも前方にあると,荷重移動だけで前方に落車する恐れがあります。
- ブレーキは絶対に使用しないでください。ブレーキをかけると惰性の付いたローラーにより落車する恐れがあります。止まりたいときはペダリングを止め,徐々にスピードを落とすだけにしてください。
- 空気圧は適切に調整してからご使用ください。3本ローラーでは路面よりもきつくタイヤを圧迫するため,空気圧が低いとタイヤの変形がひどくなり,リム打ちパンクやバーストすることがあります。また空気圧が少ないとキュルキュルという騒音が大きめに発生します。
- 回転しているホイールやローラーに触れると怪我をします。使用中は小さなお子様やペットなどは近づけないでください。
- 3本ローラーでは前輪も回転します。ホイールに巻き込まれて事故を引き起こす恐れがありますので,リア固定式トレーナーと同じ感覚でハンドルやトップチューブにタオルなどを掛けないでください。
- ローラーの上には立たないでください。転倒して怪我をする原因になります。
- 24インチ以上のホイールサイズで使用できます。それ以下のサイズでは自転車の水平が保てず,またホイールベースも合わないため推奨しません。
- タイヤのトレッドブロックがローラー表面を叩く音がドラム内で反響するため,3本ローラーは固定式トレーナーよりは騒音が大きめになります。安眠妨害になりかねない夜間の屋内使用はお勧めできません。
- 日本国内においては,アドバンスはワイド版のみの販売です。ノーマル版は輸出専用です。
- 収納バッグは2つ折りのアドバンスでは使用できません。
オプション
快適なトレーニングのために
トレーニングマット2
床を汚れや傷から防止すると同時に,床への振動を最大75%カットするフロアマット
追加補助パッド
トレーナーの脚の下に敷くだけで床への振動を抑える10cm角のパッド4枚組み
セーフティネット2
トレーニング中にかく塩分を含んだ汗から車体を保護するプロテクタ
アクションブリッジ
初心者用に,前輪を取り外したフロントフォークを支える台座
フロントガードローラー
標準のフロントガードの代わりに装着する上級版ホイール付きガード。タイヤに優しい
磁石式負荷装置(アドバンス専用モデルのみ可)
標準のままでは負荷が不足しているという方のための追加負荷装置。アドバンス専用金具付き
Dualist(デュアリスト)
騒音を抑え長い寿命を持つよう特別に設計されたロード用トレーニングタイヤ。路上走行も可能なデュアルパーパスタイヤ。700x23cのみ
仕様変更履歴
ローラーカバーカラー(ver.1→1.1)
黄色から赤色に変更
フレームカラー(ver.1→1.1)
シルバーからホワイトに変更
データダウンロード
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タイヤからの異音
タイヤから「キュルキュル」という音がする
3本ローラー上ではタイヤはフラットな路面ではなく,小さなRを持ったローラーと接触しています。そのためタイヤはいつもよりも深めに圧迫されています。
このときタイヤの空気圧が少ないとタイヤがローラードラム上で小刻みによじれる「キュルキュル」という音になります。
タイヤの空気圧を通常レベル,もしくは1〜2割増しにすれば音は解消します。
またタイヤが冷えている間も同様の音がします。通常は1分ほどで音は消えるはずです。
ローラーベルト
ローラーベルトが切れてしまった
ローラーベルトは中央ローラーと前ローラーとを連結し,後輪の回転に合わせて前輪も回して,3本ローラー上で自立するのに必要なジャイロ効果を得ています。ベルトが切れて後輪しか回っていない状態では自転車は自立できません。
弊社のローラーベルトは柔軟性のあるウレタン素材でできており,すべてのモデルで共通して使用できます。
もし切れてしまった場合には,熱したアイロンなどに端面を押し付けてそれぞれ少し溶かし,冷えて固まってしまわないうちにすばやく両方をくっつければ再び接合できます。
新品のローラーベルトに取り替えてもいいのですが,せっかくなので一度この方法をお試しください。
高温の熱源を使うためやけどには注意してください。
ローラーからの異音
ローラーからの異音について
ローラードラムからの異音については,以下の原因が考えられます。
1.ナットの緩み
ローラードラム両端の樹脂キャップに収められているベアリングを固定しておくためのナットが経年使用により緩み,その結果ベアリングが規定位置よりも外側に出てくることによりキャップとベアリングとの間に隙間が発生し,それがローラーの左右へのガタつきとなり,異音の原因になることがあります。
- 検証と対策
- ベアリングは正常に取り付けられていればキャップ表面より2mmほど沈み込んでいますが(ただしシャフトの切削寸法の関係でそれより少し浅い場合もあります),もしキャップ表面と面一くらいになるまで出てきているのであれば,ベアリングが外に浮き上がってきている証拠です。
- ローラードラムをフレームから取り外し,ベアリングの外周部分を指で強く押して,ベアリングを沈めてみてください。
- 左右のナットにそれぞれ17mmスパナをあてがって締め込んでみます。もし締め込めるようでしたら緩んでいる証拠です。通常は簡単には回らない程度に締め込まれています。
- ナットが回らなくなるまで(ベアリングが穴のいちばん奥にきちんと収まるまで)スパナで締め込んでください。
- 注意点
- ナットの締め込み程度は,ナットが回らなくなってから,あと少しだけ力を込めて締めるだけで十分です。力一杯締め込みすぎるとベアリングを破壊してしまうことになるので注意してください。
- ベアリングおよびナットの位置決めは,シャフトの段差切削加工により決定されます。つまり太い軸に対して細く削ってある両端部分にベアリングとナットがはまり込むわけです。ごく稀にこの太い部分の長さがローラードラムの全長をわずかに超えることがあり,そのためにベアリングがやや浮いた状態になることがあります。
- 装着されているナットはごく一般的な六角ナット(3種ホーマーナット)に過ぎません。それ単体では緩み止め効果はありませんので,M10ナイロンナットに交換してみるのも効果的です。ただしナットが厚くなる分だけ外側の袋ナットの掛かりが浅くなり,またオプションのフロントガードなどが取り付けられなくなる恐れもあります。ナイロンナットに交換する場合は,ローラー3本とも行なってローラー幅を一定に揃えてください。
2.樹脂キャップの接着外れ
ローラードラム両端の樹脂キャップはアルミドラムに圧入と接着の両方で固定されていますが,この接着が剥がれキャップが空回りすることで異音の原因となることがあります。
- 検証と対策
- ローラードラムを手で持ち,もう一方の手でキャップを捻ってみて,もし回ってしまうようであれば接着が外れてしまっています。キャップとドラムとの接合面周辺に樹脂が削れたピンクの粉が付着しているのでわかります。いったん樹脂キャップを取り外してから再接着すれば直せますが,摩耗がひどくキャップが完全にドラム内径よりも細くなってしまっている場合には再接着では直せません。樹脂キャップの交換が必要になります。
- 稀に摩耗が進みすぎて樹脂キャップが割れてしまっている場合もあります。このときは樹脂キャップの交換が必要です。交換用キャップは「溝あり」「溝なし」の区別をつけて,お近くのショップにご注文ください。
- ナットを取り外し,剥がれたキャップを引き抜きます。キャップのスリーブ部分(胴体部分)の中央当たりにセメダインをぐるりと塗布し,アルミドラムに挿入します。キャップが平行になるように角度を調整してから,接着剤が硬化するまでの24時間放置して固定します。
- 注意点
- キャップの空転期間が長く摩耗が進んでしまっている場合には,再接着できません。
- キャップの先端や根本に接着剤を塗布しても,接着剤が行き渡らず効果がありませんので,必ず中央部(胴体部分)に塗布してください。
- 瞬間接着剤は衝撃に弱いので使用しないでください。木工用ボンドでは固定できません。金属と樹脂とを接着するタイプの接着剤(セメダイン速乾Gなど)が最適です。
- 接着剤が半乾きの時にキャップを動かしてしまうと接着ができなくなります。いったん接着したら完全に硬化するまで動かさないでください。
- アルミドラムのカットはなるべく直角になるよう細心の注意を払って生産していますが,JIS規格で許容されている程度にはやや傾いている場合がありますので,単にキャップをアルミドラムにぴったりと密着すればいいというわけではありません。キャップ同士が完全に平行になるよう工夫してください。ローラーを立てて,その上に重りになる硬くて厚い板状のもの(ハードカバーの百科事典やブロックなど)を載せると平行度が分かりやすいです。
- キャップの接着外れは,特にローラーの端の方ばかりに乗ることが多いと発生しやすくなります。また体重が重い方に多発します。
3.樹脂キャップの膨張によるベアリングのガタ
樹脂キャップの成形は1/100ミリの精度で注意して行なっていますが,樹脂製である以上どうしても温度によって膨張したり収縮したりします。夏季は膨張し,冬季には収縮します。
収縮している冬季に作られたものの一部に,ベアリングが完全に入りきっておらず,膨張した夏季になってベアリングのがたつきが発生するケースがあります。
- 検証と対策
- ローラードラムを手で持ち,もう一方の手でシャフトを持って前後左右に動かしてみます。横方向(シャフト方向)に動く場合には,上記1のケースの容量でベアリングを正規の位置に押し込んでからナットで止めてください。
- もし上下方向にベアリングが動いてしまうようであれば,樹脂キャップの穴が摩耗して広がってしまっています。ベアリングの周囲に樹脂が削れたピンクの粉が付着しているのでわかります。これは修理は不可能で,樹脂キャップの交換しか方法がありません。
4.ベアリングの破損
ローラーに使用しているベアリングは高速回転に耐えられる仕様のものを採用していますが,ナットの締め込みすぎなどにより内部が破損し,回転が滑らかにならず異音の原因となる場合があります。
- 検証と対策
- ローラーを手で持ちシャフトを回してみて,ゴリゴリというざらついた感触があったらベアリングの球が破損している(凹んでいる,欠けている,割れている,球受けが歪んでいるなど)恐れがあります。通常は何の抵抗もなくスムースに回せます。
- 使用しているベアリングは「6200ZZ」規格のものですので,お近くのホームセンターなどでも入手可能です。寸法は,外径30mm/内径10mm/厚さ9mmです。
- ベアリングを交換するには,まず片方のナットを取り外し,そちら側のシャフトを台に軽く叩き付ければシャフトがすっぽりと抜けます。樹脂キャップにベアリングが残ってしまって抜き取れない場合は,シャフトをローラードラムに差し込み,その先端で軽く叩き出すようにすれば外れます。
- 注意点
- ベアリングを抜く際は外縁部のみに力を加えてください。内輪には絶対に横方向への衝撃を与えないでください。球受けが歪みベアリングが破損してしまいます。ダストシールド部を叩くと凹んでしまう恐れがあります。
以上の4つのケースが最も多い原因ですが,これら以外にも異音になることもあります。
3本ローラーは定期的に(できれば毎週くらいの頻度で)ベアリングの状態やナットの締め付け具合をチェックし,緩んでいれば増し締めするようメンテナンスを行なってください。
ローラーの振れ
ローラーを回転させると縦に振れているのですが
ローラー1回転に付き0.3ミリまでの縦振れは許容範囲内としています。
それ以上振れているものは交換に応じます。カスタマーサービスまでご連絡ください。
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