ワットマスター
ジャイロシリーズトレーナー専用コンピュータ
室内トレーニングをより効果的に行なうためには,現在のトレーニング状況をモニターして,目標となるトレーニング強度を維持する必要があります。ワットマスターはそのための補助となるサイクルコンピュータです。
ワットマスターは下記のデータを見やすい2インチの大画面上に表示します。
速度 |
現在・平均・最高
|
|---|---|
ケイデンス |
現在・平均・最高
|
ワット出力※ |
現在
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時間 |
経過時間(オートスタート/ストップ)
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距離 |
累積・トリップ
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ペース表示 |
(現在速度が平均速度よりも速いか遅いか)
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コースバー |
(全長20kmのコースの消化具合)
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負荷レベル |
(コースプログラムで設定したその1km区間の負荷レベルを表示)
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※ワット出力表示は,第1世代ジャイロシリーズのトレーナー(V270 / V150 / V130)で使用する場合のみ正しい数値になります。その他のモデルでは参考になりません。
サイクリングステージでは非表示になります。
コースプログラム機能
ワットマスターならではの画期的な機能として「コースプログラム機能」があります。
これは全長20kmのコースを1kmずつそれぞれに負荷レベルを設定して記憶させることができる機能で,1kmを経過するごとに画面上の赤いLEDライトが点滅し次の負荷レベルが画面左上の小窓に表示されるので,その通りに負荷を切り換えていくことで,あたかも実際の起伏のあるコースを走っているかのようなトレーニングができるものです。
このコースを昨日は1時間で走り切れたけれど,今日は5分短縮できた,などというように頑張ることができます。
負荷強度の設定には付属のパワーチェッカーという計算早見盤を利用します。
後輪から信号をピックアップ
トレーナーでの使用を考えて後輪からにしました
通常のサイクルコンピュータはスピードは前輪からピックアップするため,前輪が動かないトレーナーでは利用できません。
ワットマスターは後輪から信号をピックアップするため,トレーナーあるいは路上のどちらでも使用することができます。
スピードは後輪スポーク上に取り付けられたマグネットから,ケイデンスは左側クランクに取り付けられたマグネットからそれぞれピックアップされ,ケーブルを通ってコンピュータ本体に伝えられます。
なぜ有線式なのか?
ワイヤレスでは信号が混信するからです
たしかにワイヤレス方式だと面倒なケーブル配線が不要で外観がすっきりするというメリットがありますが,現在の技術ではアナログ式であれデジタル式であれどうしても信号の混信は避けられません。
各社それぞれにコード化したりデータを反芻させたりと工夫を凝らして混信の防止に努めていますが,どうしても誤信号による一時的なデータ脱落などのトラブルがあります。
また一般にはあまり知られていないことですが,フレームやフォークに採用されているカーボンには電波の吸収性があり,ワイヤレスの信号をカーボンが途中で吸い取ってしまい,うまくコンピュータに伝わらないという問題もあります。
だからこそツール出場選手などの超一流ライダーは,あえて有線式のコンピュータをレース本番では使用し続けているのです。
弊社も確実なワイヤレス化を実現するため鋭意研究しておりますが,現時点では不安定なワイヤレスより確実な有線式の方がユーザに迷惑をかけることもなく,またできる限りリーズナブルな価格で商品を提供したいという意味でも有線式の方が有利なので,あえて有線式としているわけです。
なぜこんなに大きいのか?
数字を見やすくするために大型液晶を採用しました
乗車中にコンピュータを見る時間は限られています。画面を注視したままだと安全運転ができませんし,数字が小さすぎたら瞬時に読み取れません。
ワットマスターはこの視認性を高めるため,敢えて大型の2インチ液晶を採用しています。
また画面左側にはコースプログラム用のバーグラフが表示されており,さらに画面上部にはLEDライトも埋め込んであります。
ボタンはシンプルな2ボタン式とし,グラブを嵌めた手でも確実に操作できるようにしてあります。
デュアル・コンピュータ
ワットマスターは実は2台のコンピュータの集合体です
ワットマスターにはトレーニングステージ(トレーナーと併用して使用するモード)とサイクリングステージ(一般の路上で使用するモード)の2つがありますが,実はこれらのモードは内部的には2台のコンピュータを切り換えて表示するという仕様になっています。
そのため累積距離や時間などはそれぞれモードによって異なったものが表示されます。
これを利用すると,室内トレーニングと路上走行とに分けて平均速度などのデータを把握することができます。
リセットするときは両方とも同時にゼロに戻されます。
ワットデータについて
実測値ではなく計算値を表示します
ワットマスターでの出力ワット表示は,負荷装置の出力をあらかじめ計測したものを速度に応じて切り分けて表示しています。
高価なSRMやPowerTapなどのようにクランクシャフトやハブシャフトの捻れを光学センサで厳密に測定しているわけではありませんので100%正しい数値ではありませんが,比較用途に使用することは十分にできます。
よくワットマスターはPowerTapと比較され,その数値の違いを指摘されることがありますが,PowerTapとて100%正確なデータを提供するわけではありません。ドイツErgomo社によると,PowerTapの信頼性は90%程度であり,SRMやErgomoよりも結構ラフな数字が出ているとのことです。
弊社のワットマスターにおける基本的な考え方は「いかにリーズナブルな価格で出力ワットを意識したトレーニング環境を提供できるか」にあります。
絶対数値そのものに一喜一憂するよりも,「昨日より今日,今日より明日」といった考え方で成長し続けていく手助けをしてあげたい,というのが根底にあります。誤解のないようにお願いいたします。
パワーチェッカーの使い方
自分の実際のパワーを知ることや,再現している上り坂の傾斜を知ることができます
パワーチェッカーは3枚のディスクで構成されており,それぞれを回すことで4つの目的に使うことができます。
- 現在の出力パワーを知ること
- 体重と自転車との合計重量をセットし,現在の負荷レベルをセットすると,出力ワット数が分かります。
- 現在の出力でシミュレートしている坂道の勾配を知ること
- 上記のやり方で同時に,いま何%の上り坂を再現しているのかが分かります。
- 希望する出力ワットを再現するための負荷レベルを知ること
- 体重と自転車との合計重量をセットし,希望する出力ワットに近い数字が出るまで真ん中のディスクを回すと,それを再現するための負荷レベルはどれなのかを表示します。
- 希望する坂道勾配を再現するための負荷レベルを知ること
- 体重と自転車との合計重量をセットし,希望する坂道勾配が出るまで真ん中のディスクを回すと,それを再現するための負荷レベルはどれなのかを表示します。
いずれも時速30kmで走行している場合のデータになります。
互換性のあるトレーナー
すべての第1世代Vシリーズで使用できます
- V270/V270-2
- V150
- V130
- M20-V
Vシリーズ以外のトレーナーで使用する場合,表示されるワットデータは参考になりません。
その他のスピードやケイデンスデータなどはVシリーズ以外でも利用できます。
注意・制限事項
注意していただきたいこと
- コンピュータを取り付けるホルダの台座はハンドルバー用とステム用との2種類が付属していますが,いったんホルダに取り付けると簡単には外せません。どちらの向きで取り付けるのか,よく考えてから装着してください。
- 付属のスピードセンサ用マグネットはエアロタイプスポークにも対応する形状としていますが,一部のMAVICなど3.2mm以上の幅のスポークには適合しません。
- 日常生活防水としていますが,水中に沈めたりすると内部に水分が侵入することがありますのでおやめください。
- 出力ワットは計算上の数値です。直接パワーを測定しているわけではありませんので計測目的には向きません。
- 電池寿命は弊社が想定する使用頻度による消費電力の計算値です。1年間の寿命を保証するものではありません。またキットに添付されている電池は機能モニタ用のものであり1年未満で切れることがありますが不良ではありません。
- 100円ショップなどで販売されている格安電池は電圧が安定していないこともありますので,使用は控えてください。
スペック
- 製品コード 400-5000-00
- カラー ホワイト
- 重量 40g(本体)
- サイズ L 70 x W 53 x H 20 mm
- 液晶 モノクロ2インチ(34 x 39 mm)
- バッテリー CR2032 x 1ヶ
- 電池寿命 約1年
- 防水 防滴Ⅱ型(JIS保護等級2級相当)
- 保証期間 1年間
- 希望小売価格 4,063円(税込み)
データダウンロード
参考コースデータ
コースラボについて
Yahoo!のサービスのひとつで,地図上のポイントをクリックしていくだけで,ルートの高低差や傾斜や区間距離などの情報がわかるものです。普段走るルートをグラフ化してみたり,あるいはこれから走ろうというコースを下調べしたりするのに便利です。
上記参考コースは,このコースラボを利用して傾斜や距離を割り出して作ったものです。
http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/ ![]()
補修部品
部品セット(磁石付き) |
スピード・ケイデンスセンサー付きコンピュータホルダ,ブラケット(2種類),ジップタイ(大小),ホイール用磁石,クランク用磁石 ¥1,785
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|---|---|
部品セット(磁石なし) |
スピード・ケイデンスセンサー付きコンピュータホルダ,ブラケット(2種類),ジップタイ(大小) ¥1,365
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ホイール用磁石 |
ホイール用磁石のみ ¥210
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クランク用磁石 |
クランク用磁石,ジップタイ(小) ¥315
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![]()
データが表示されない
スピードあるいはケイデンスのデータが表示されません
ワットマスターは有線式コンピュータなので,センサーケーブルを強く引っ張ってしまうとセンサーの根本部分などで断線し,ピックアップしたデータを送ることができず表示しなくなってしまいます。
まれにコンピュータ本体側の異常によるトラブルもありますが,現在では99%以上がケーブル断線によるものです。
ワットマスター装着時のケーブルの取り回しの際に,ハンドルをフルロックまで切ってもケーブルを引っ張らないように注意しながら配線していってください。
またケーブルが大きく弛んでいると引っかけて引っ張ってしまうことがありますので,できる限り多くのジップタイでフレームに止めていくようにしてください。
交換用のセンサーケーブルはお近くのショップにご注文ください。
負荷レンジの切り換え
使用中の負荷レンジに合ったワットデータは表示できますか?
残念ながらこのバージョンのワットマスターでは,あらかじめプログラムしておいたコースに従った負荷レンジに見合ったワットデータしか表示できません。
走行中に自在に負荷レンジを切り換えて,それに対応するワットデータを表示することは,次期モデルで搭載する予定です。
サイクリングモードでは負荷レンジは機能していませんので,ワット値は常にゼロのままです。
ワットデータの正確度
SRMなどと比べるとワット数値が低いのですが
ワットマスターは,できる限りリーズナブルなコストでワット値を意識したトレーニングが行なえるようにと開発されたコンピュータですので,表示されるワット値は実測値ではなく計算値です。
ワットマスターでは,負荷レンジごとに記憶させてあるワット値のデータマップを,そのときのスピードに合わせた係数を掛け合わせて算出しています。
これには体重データは標準のものしか入れてありませんので,ご自身の体重はワット値に反映されません。そのため実測型の計器と比べて低い数値が表示されることがありますが,機能制限によるものであり異常ではありません。
ご自身の体重や自転車の重量を加味して計算されたワット値の表示は,次期モデルにて行なう予定です。
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