TRUE-PROコンボ2 リム振れ取り台セット 生産終了
オールインワンの3点セット
リム振れ取り台「True-Pro2」に,センターゲージ「FCG-310」と汎用ニップルレンチをセットしたお買い得セットです。このセットがあればホイールのメンテナンスがすぐに行なえます。
True-Pro2はハブ幅に関係なく常にセンターをずらさない便利なオートセンタリング機構が装備されていますが,真に左右対称なホイールに組み上げようとしたら,やはりセンターゲージを使って確認すべきです。
FCG-310は18インチ〜27インチ/700cに対応する折りたたみ式のセンターゲージです。
汎用ニップルレンチは14G/15Gの2サイズに対応した日本製の鉄製レンチです。
振れ取り作業とは
ニップルの締め込みでスポークテンションを調節することです
ホイールは,ハブから出ているワイヤースポークがニップルを介してリムに接合して構成されています。ニップルは内側にネジが切られており,締め込むとスポークを引き込むようになっています。
振れ取り作業の前に,まずスポークが正しいテンションで張られているかどうかをチェックしなければなりません。緩すぎるテンションではまたすぐにホイールは歪んできますし,それ以前にぐにゃぐにゃした気持ちの悪い乗り心地にしかなりません。逆に張りすぎるとちょっとした衝撃でスポークが切れてしまうことになります。正確なスポークテンションは専用のテンションメーターで測定します (ホーザンやWheelSmithなどから発売しています)。
次いで,ホイールをTrue-Pro2にセットし,ゆっくりと回しながらリム表面とゲージ先端との隙間をチェックしていきます。振れていればリムはゲージに接触したり離れていってしまいます。これを全周とも均一の隙間にしていくことが振れ取り作業です。
振れ取り作業の基本は,正しいスポークテンションを保ちつつ,本来の中心線から外に出ている側とは反対側のハブフランジに向かうスポークのニップルを締め込み,スポークを短く引き込むことで行ないます。ニップルは緩めて調整するものではありません。
作業の手順や注意点についてはTrue-Pro2の取扱説明書でも説明していますが,より詳しい内容については専門書を参照するか経験を積んだメカニックに相談してください。
オートセンタリング
ハブ幅に関係なく,常にセンターを捉え続ける機構
振れ取り台は基本的に,ホイールを支える2本の支柱と,振れを測定するゲージが中央に付いています。
中には1本脚の振れ取り台もありますが,初心者向けではありません。
安い振れ取り台はほとんどの場合,片側の支柱は固定されていて,もう一方の支柱のみが可動するようになっています。それにハブ幅の異なるホイール(たとえば前輪と後輪)に付け替えると,当然支柱の間隔が変わるため,ゲージの位置も必然的にずれてしまいます。そのためにホイールがちゃんと左右対称に組み上げられているかどうかを測るセンターゲージが必需品となります。
True-Proは左右の支柱が連動して動く仕組みになっており,ハブ幅の異なるホイールをセットしても,常にゲージはホイールの中心線上に位置します。これにより,センターゲージがなくてもおおよそ左右対称のホイールを組み上げることができます。
(注意:完全に左右対称なホイールが組み上げられることを保証するものではありません。正確な調整結果を期待したい場合には,別途センターゲージを併用してください)
また支柱先端の車軸を支える爪部分は角度が変えられるようになっており,常にハブに密着してホイールを垂直にクランプできるようになっています。この角度が合っていないとホイール全体が傾き,結果的に正しい作業が行なえなくなります。
左右連動式横ぶれゲージと折りたたみ式縦ぶれゲージ
できる限り短時間で作業を済ませるための工夫
ゲージには,横ぶれを測定する左右一対のアームと,縦ぶれを測定する1本のアームがあります。
横ぶれ用ゲージアームは手前のノブを回すだけで左右とも連動して開閉しますので,ゲージ先端とリムとの間隔を左右とも揃えることで,ホイールを左右対称の正しい姿に保つことができます。
またこのアームはそれぞれ単独で大きく開いて仮固定することができますので,いったん決めたゲージ間隔を保ったまま,タイヤ付きのホイール(当然リムよりも広い)を素早くセットすることができます。
縦ぶれ測定アームは折りたたみ式のため,不要時にはホイールから離しておくことができます。
また中間のリングを回すことでアーム自体を伸縮させることができるため,最適な角度でリムに当てることができます。
T字型ゲージ
測定ゲージを正しくセンターに位置決めするためのゲージ
いくらTrue-Proが正しくホイールを支えていたところで,振れを測定するゲージ自体があらかじめきちんと正しい位置にいなければ,正しい結果を生んでくれません。せっかく苦労して振れを取ったのに実は左右どちらかにずれていた,などという愚は犯したくないものです。
ホイールをセットする前に,まずこのTゲージで測定ゲージの位置を確かめましょう。
Tゲージは以前の三角形をしたトライゲージよりも長くできています。これは実際に振れ取り作業を行なうポジションでのゲージ位置を確認できるよう,わざわざホイールの半径分の長さに延長したものです。
Tゲージを支柱にセットし,横ぶれ測定ゲージアームの間に位置させます。このときアーム先端とTゲージとの隙間が左右均等であれば,ゲージは正しくセンターに位置していることになります。もしずれていれば,ゲージの裏側にあるボルトを緩めてゲージ自体の位置を微調整しておきます。
スペック
- 製品コード 430-3310-00
- 対応ホイール径 29インチまで(下限はなし)
- ハブ幅対応サイズ 85〜150mm
- 折り畳み時寸法 L 470 x W 200 x H 70 mm
- カラー シルバー
- 材質 鉄(本体)/アルミ(支柱)
- 重量 2.6kg(セット)
- 希望小売価格 14,000円(税込み)
注意・制限事項
注意していただきたいこと
- ホイールは安全上の最重要部品のひとつです。作業に自信のない方や不十分なスキルしか持ち合わせていない方は自分で行なうのではなく,専門店に任せることも必要です。振れ取り作業は個人の責任において行なうものであり,その結果については弊社は一切その責任を負いかねます。
- True-Proはあくまでもポータブル型の振れ取り台であり,プロ用の機材と比べるとその精度・安定性・確実性については劣ります。あらかじめ簡易型であることを認識してお求めください。
- オートセンタリング機構は,完全に左右対称のホイールに仕上げられるという保証をするものではありません。
- 通常の9mmクイック式もしくはハブナット式アクスル専用です。スルーアクスル式のハブには対応していません。
- ホイールをセットするときは,しっかりと下に押し込んだまま固定してください。ホイールが斜めになったままではまともな結果が出せません。特にクイックを締め付けるときは浮き上がりやすいので注意が必要です。
- ホイールはぶらさないようにゆっくり回してください。速く回しても意味がありませんし,回転の振動で正しく測定できません。
- 作業の前には必ずTゲージを使ってゲージ位置を確認してください。
旧モデルからの変更点
振れ取りゲージ装着方法変更(ver.2.1→2.2)
振れ取りゲージのステーへの装着ボルトを前面から背面に変更
ニップルレンチ(ver.2→2.1)
ニップルレンチをNW-200からNW-300に変更
Tゲージ(ver.1→2)
樹脂製で短い三角形のトライゲージから,鉄製で長いTゲージに変更
支柱ピボット部補強(ver.1→2)
本体内の支柱ピボットボルトにパイプカラーを追加し,開閉に伴う捻り発生を防止
横ぶれゲージアーム補強(ver.1→2)
ゲージアームの連結カム部を折れにくく補強
データダウンロード
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ゲージの取り付け位置
Tゲージで測定すると,ゲージが調整範囲外にあるのですが
特にマイナーチェンジ前のものに多く見られる現象ですが,改良後はほとんど解消されています。
振れ取りゲージは丸棒製の枠に取り付けられていますが,この枠にはプレス段階での曲げ角度の個体差があり,また支柱を含めた本体全体との組み合わせにより,必ずしもゲージが枠の中心線上にあるとは限りません。
そのためゲージは左右に少しずらせられる構造になっていますし,枠の中心にゲージがないからといって初期不良というわけではありません。
弊社では1台1台検品する際にゲージ位置も調整し直しています。基本的に工場出荷状態では既にゲージ位置は正しい場所にありますが,支柱の開閉やゲージの展開をラフに取り扱うと,せっかく合わせた位置からずれてしまうことになります。取り扱いはソフトに行なってください。
ゲージ位置の再調整を行なうには,ゲージを止めている2本のボルトを少し緩め(あまり大きく緩めないでください),Tゲージと左右の横振れゲージの先端との隙間が均等になるようにゲージ位置を微調整します。
位置決めが終わったらボルトを締め付けて固定しますが,ボルトを締め込む際に引きずられてずれてしまうこともありますので,ボルトは少しだけ緩めるだけにとどめてください。あくまでもボルトを締めきった位置でセンターになるようにすることが必要です。
それでもゲージが調整範囲外にあると思われる場合は,以下の点を再確認してください。
- 支柱先端の赤い爪とTゲージとが直角であること。少しでも傾いていてはいけません。
- Tゲージが赤い爪の切り欠き部分の最も深い位置まで押し込まれるよう,手でTゲージを押し下げていること。手を離していては正しい結果を生みません。
- 左右の支柱を前後に互い違いに動かして,真横から見て正しく平行になるようにすること。支柱はデリケートで,簡単にその位置(角度)を変えられてしまうということを意識してください。
以上のことを行なってもまだ調整範囲外にあるという場合は,カスタマーサービスまでご相談ください。
Tゲージの対称性
Tゲージが表と裏で角度が違うのですが
Tゲージは表裏どちらの面を使ってもちゃんとセンターを指し示すように,完全に左右対称で作られているべきです。しかし量産品の中にはわずかに溶接角度がずれてしまっているものもあります。
Tゲージはひとつひとつ工場で検品され,ステーの角度を調整された上で梱包されています。しかし0.5ミリ程度ずれているものも紛れ込んでいる場合があります。
0.5ミリのずれとは,横振れゲージ先端とTゲージとを密着させた場合,もう一方の側に1ミリの隙間がある状態のことを言います。隙間の半分の寸法がずれた寸法です。
Tゲージが赤い爪から少しでも浮いてしまっていると,その先端は大きくずれることになります。そのためTゲージは常に下向きに押し付けられながら使用されるべきです。
もしそのように注意しながら使用してもまだずれていると思われる場合には,カスタマーサービスまでご相談ください。
縦振れゲージの捻り
縦振れゲージがねじれていて,リムの外周に左右同時に接しないのですが
縦振れゲージは簡単に言ってボルトの構造になっています。そのためもし捻ってしまっていたとしても,ゲージ先端を持って逆方向に捻ってやれば,ねじれは直せます。
横振れゲージの左右連動
ノブを回しても左右の横振れゲージが連動して動いてくれないのですが
特に狭く閉じていく際に起きうるトラブルです。この原因は横振れゲージを止めているボルトが少し強く締め付けられているためです。六角レンチを使って少し緩めてやるだけで直ります。
モデルの見分け方
改良されたものとされる前のものとは,どこで見分けるのですか?
振れ取りゲージを枠に止めているボルトが,内側から止められているものが改良前のもの,外側から止められているものが改良後のものです。
それ以外に仕様変更はありません。
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